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2010年11月06日

知的な痴的な教養講座



著者:開高 健
出版社:集英社文庫
販売価格:¥ 560

こういうおじさんとウイスキーをやりながら
どっぷりとじっくりと話をききたい


だいたい1テーマが2~3ページなので、
移動中とかに区切りよく読めます。

テーマは男女から宗教、歴史、文学、人生観
などなど豊富な知識と、おおいなる気づきを
もって軽妙にリズミカルに語られる話は
ならではの言い回しと切れ味が味わえる。

今日も一杯やりながら読もうかなと
遅読派のぼくにはとてもいい本です。

YNカエル  
タグ :YN


Posted by だてBLOGスタッフ at 21:39Comments(0)エッセイ

2010年09月20日

女のしくじり



女のしくじり
ゴマブッ子(著者)2009/12
㈱ヴィレッジブックス(出版)


独身と既婚者の差。それは「しくじり」という名の紙一重。
その差の正体、お教えします――
婚活ブームにお疲れ気味のすべての女性に贈る、
笑えて泣ける本音のモテ教本!
昨今の婚活ブームに煽られるように、
「結婚」という目標に向けて努力を重ね、
成果の出ない毎日に声にならない悲鳴をあげる女たち。
モテそうなのに…いいコなんだけどなぁ…
理想高いんじゃない?

あなたもそんなふうに言われたこと、ありませんか?
仕事だってきちんとしてるし、人に優しくだってできる。
メイクもファッションもそれなりに自信がある。
ならば、なぜ結果が出ないのか?
そこに見えてきたのは「頑張る私」だからこそ
陥りやすい思わぬモテ盲点の数々――
合コンにデートに職場……それは、あなたの
ごく身近なところにひそんでいます。
そこで本書では、Amebaブログで話題沸騰中の
辛口ゲイ・コラムニストを著者に迎え、
リアルな「女のしくじり」をケーススタディ。
悩めるオトナの女子必読です!



E鳥S

  

Posted by だてBLOGスタッフ at 22:50Comments(0)エッセイ

2009年10月14日

あなたに褒められたくて



あなたに褒められたくて (集英社文庫) (文庫)
高倉 健【著】(1991)
(1993/08/25 出版)
205p / 15cm / A6判

高倉健さんの体験を綴る初エッセイ。
第13回日本文芸大賞エッセイ賞受賞。


高倉健さんは、1931年2月16日生まれ、みずがめ座の福岡出身、
意外とA型で、180cmと身長が高い。
この本は60歳のときの本ということになる。
今は、78才!とはにわかに信じられない。

さて、本の中身はというと健さんの謙虚さや優しさ、やんちゃさ、
不器用さがつたわる文体で、子供の頃のお話や、大人になって
から、役者としてなど語りかけるように書いています。
「・・・なんですよ」「・・・じゃないですかね」「・・・だなあ」など健さん
らしい口調なので、健さんと話しているようです。

人との出会いやを大事にする健さん。
素朴な口調から繰り出されることばひとつひとつが、
なんだかいいだなあ。

高倉健さんの映画をいろいろと観てみたいなあと思いました。
やっぱり八甲田をはじめに見たいですね。

YNカエル  
タグ :YN


Posted by だてBLOGスタッフ at 00:00Comments(1)エッセイ

2009年08月31日

ロシア文学の食卓



ロシア文学の食卓
著者:沼野恭子
出版社:日本放送出版協会
価格:¥1160

食欲をそそるロシア文学ガイド

教育テレビ「ロシア語講座」のカッコイイ女先生、沼野恭子さんの著作。

『罪と罰』『アンナ・カレーニナ』他、多彩なロシア文学作品を紹介しながら
そこに登場する食卓風景を取り上げ、料理や食材を通して
浮かびあがるロシアの歴史や文化、物語の生まれた背景を
数々の写真とともにとてもわかりやすくていねいに
解説してくれている。

ピロシキやボルシチは知っているけど、
ブリヌィ、セリャンカなんてのになるともう、料理の名前なのか
ただでさえ長ったらしくて耳なれない登場人物の名前なのか
イメージがわかない、というのが
私たちがロシア文学を読むときの本音だとおもう。

いちいち脚注で確かめても文字だけではなんだか伝わらないし。

そんなあなたにおすすめの本書、
ふんだんに使われる写真を見ているだけでも楽しいし
なにより、料理を説明する沼野先生の匂いたつような
明快な文章を読んでいると
次から次へと涎が出てくることまちがいなし。
とてもおなかがすく、本でもあります。

フランスのお家芸だと思っていた、フルコースという
食事の出し方が、実はロシアから伝わったものだというのも驚きだし。

とにかく食いしん坊の健啖家が多い国なんだそう。
その、大食いっぷりにはフランス人も舌をまくとか。

以前読んだ、ゴーゴリの『外套』というヘンな小説を思い出した。
アカーキィ・アカーキウィッチ(たしか)という名前もヘンな
下級官吏が外套によせる尋常ならぬ執着心にまつわる
変わった短編小説なのだけれど
主人公がパーティに呼ばれていった家で
サモワール(お茶用の湯沸し道具)がしゅうしゅういっていた、という描写や
仔牛の冷肉やパイや肉饅頭に、シャンパンなど
食卓に満載されていた料理の豊かで豪華なことに
魅了されたものだ。

異文化になみなみならぬ関心がある人、たべものが大好きな人には
ページを繰るのがほんとうに楽しい、快著です。

N.N
  


Posted by だてBLOGスタッフ at 13:10Comments(0)エッセイ

2009年05月13日

移動祝祭日



著者:ヘミングウェイ
訳:高見浩
出版:新潮文庫
価格:620円

もし幸運にも、若者の頃、
パリで暮らすことができたなら、
その後の人生をどこですごそうとも、
パリはついてくる。
パリは移動祝祭日だからだ



1920年代、パリ。
まだ無名の頃の文豪が過ごした青春時代が、
いきいきとした筆致で語られます。

最愛の妻と暮らすカルディナル・ルモワーヌ通りの
ささやかなアパートメント、
行きつけのカフェで執筆に励む日々、
セーヌの釣り人や、リュクサンブール公園までの夜の散歩。
自由で奔放な空気が満ちた、
パリの一時代を切り取るこの作品は
死の直前に書かれたものです。

ガートルード・スタイン、エズラ・パウンド、ジョイス、
そしてスコット・フィッツジェラルドといった
多彩なアーティストたちの人物スケッチにおける
名人芸も文豪ならでは。

スタインによって『ロスト・ジェネレーション』という語が
生み出されたいきさつなど
息をのむ瞬間が、宝石のように散らばっています。

N.N

  


Posted by だてBLOGスタッフ at 09:39Comments(0)エッセイ

2008年11月14日

びっくり妊娠なんとか出産


著者/細川貂々
出版社/小学館
価格/1,155円


38歳高齢出産 逆子 帝王切開 次から次へと荒波にもまれながら、新しいいのちと出会うこと

妻が読んでいましたが
「ツレがうつになりまして」で有名な細川貂々さんの最新刊。妊娠発覚から出産までを描くコミックエッセイです。
高齢出産、壮絶なつわり、逆子、突然の出血、そして帝王切開と、本当にいろいろな苦難が降りかかりながらも、負けずに立ち向かっていくという著者の経験談。
以前、旦那がうつ病になってしまい、人生お先真っ暗で子供と一緒に幸せになるという自分がまったく想像つかなかったのが(むしろ子供と幸せそうにしているお母さんを見て呪わしい気持にもなっていたんだとか)、さまざまな苦難の中、新しいいのちがおなかの中で育まれているのを感じていくうちに、この子のためにがんばろう、幸せになろうという、そんなとっても前向きな気持ちが伝わってきます。

マンガでおもしろおかしく描いてはいますが、実際本当に大変だったんだろうなぁなどと思います。
母は強し!・・と改めて感じさせられました。

by:S.T  

Posted by だてBLOGスタッフ at 00:00Comments(0)エッセイ

2008年09月26日

妻が幸せになる100のことば 初級編


『妻が幸せになる100のことば 初級編』うるなんたん
文芸社/1,000円

妻が幸せになるやさしい言葉を、
イラストと4コマ漫画にまとめたエッセイ集


そういうところが好きだよ。/ごめんね。/子供ってこんなに可愛いんだね。初めて知ったよ(本文より)。
1歳半の娘を持つ妻である著者が、妻を幸せにする言葉100をまとめたエッセイ集。
「ふだんの日」「けんかしたとき」「妊娠しているとき」などいくつかの項目に分けて、イラストと4コマ漫画で分かりやすく表現しています。
忙しさにかまけてついついそういう言葉を忘れてしまっていた日常の中、ふと気付かされる一冊。こんな言葉でいいんだなぁ・・・
夫が妻にやさしい言葉をかけることで妻は幸せになり、家庭が幸福になるという、著者の思いを込めた言葉が詰まっているような気がします。
既婚者はもちろん、これから結婚する人にもぜひおすすめしたいお役立ち本。

H.Ctako  

Posted by だてBLOGスタッフ at 06:39Comments(4)エッセイ

2008年08月25日

ふつうの会社とパンチパーマ/鈴木ともこ


『ふつうの会社とパンチパーマ』鈴木ともこ
ヴィレッジブックス/1,155円(本体価格 1,100円+税)

小心者ちゃんがOL生活で繰り広げる「珍」生活

株式会社コーナス出版は、どこにでもありそうな会社。そこには、やっぱり個性的な社長がいて、空気を読まない熱血上司がいて、サボることに上手な上司がいて、食いしん坊のOLがいて、なりたくてなったわけじゃないキャリアウーマンが働いています。そんな面々が集まって、今日も会社は元気です。読めば明日の仕事が楽しくなる、ちょっと不思議な4コマ漫画。


自分の会社にも「いるいるこんな人!」と絶対思うはずです。そっくりじゃないんだけど、なんか根本は似てるというか。
そんな光景みたことあるな~とか。
会社ってほんと、いろんな人がいて、おもしろい!!と改めて感じる一冊です。
電車の中で読もうものなら、一人でぷっと笑ってしまい恥ずかしいことに?!
でもそんなことおかまいなし!!
明日から会社のあの人がちょっと違う人物に見えるかもしれませんよ?!

鈴木ともこ 公式サイト http://home.n08.itscom.net/drop/


TyokokaoT  


Posted by だてBLOGスタッフ at 19:15Comments(0)エッセイ

2008年07月23日

折り返し点 1997~2008



『折り返し点 1997~2008』宮崎駿
岩波書店/2,835円

『こんなに先のみえない時代に生まれてくる子供たちに、「えらい時に生まれてきちゃったね」と言いたくなるけど、やっぱり「よく生まれてきてくれた」という気持ちのほうが強いんですよね。 ……子供達に「生まれてきてよかったんだよ」と言える映画を作るしかない、それができたらいいなと思うわけです』

宮崎駿監督が書いた企画書、エッセイをはじめ、1997年から2008年までに行われたインタビュー、対談、講演などを収録。1996年に徳間書店から出た「出発点 1979~1996」の続編にあたり、「もののけ姫」「千と千尋の神隠し」「ハウルの動く城」「崖の上のポニョ」を作った12年間の軌跡をまとめた。宮崎監督直筆の手紙、イラストも収録。

宮崎さんの映画を初めてみたのは、たしか幼稚園に入る前の頃だろう。当時私は一人の女の子と2匹のパンダの話『パンダコパンダ』が
大好きで、親に「もう、いい加減に他のものをみなさい」といわれるほど、レンタルショップに行っては、パンダコパンダ、ママまたパンダコパンダだった。次に私をとりこにしたのは『風の谷のナウシカ』だった。パターンは前回と同じだったが、ジブリ作品の子供が読む大きな本まで、
買ったほど、私は数々の作品にはまってきた。今思えば、よくレンタルショップから迷わず自分でピックアップしたなぁと思う(笑)
今回は『出発点 1979~1996」の続編と、いうことで出版された。当初、出版が決定した時は、本人は書こうと思ってだしたのではなく、「続編でるから、書いてね」的な流れで出版されたと言っている。それもまた、宮崎さんらしい話だ。この本の話は読み方によっては多くのことを考えさせられる一冊だと私は思う。偉業を成し遂げた、現在も続けて行っている人の一言一言には重みと歴史と思いが込められている。メディアに積極的に出てこない宮崎さんのことを少し知れる本なので、ポニョをこれから見に行く方は、読んでから行くとまた、一味違った見方ができるのではないでしょうか。

M.Odate  

Posted by だてBLOGスタッフ at 22:55Comments(0)エッセイ

2008年07月21日

人生の苦しみがあなたのこころを豊かにする


人生の苦しみがあなたのこころを豊かにする
―慈受院門跡梶妙壽金言集
出版:日本放送出版協会
梶 妙寿 (カジ ミョウジュ) /著

心の中の器に水をはって
感情の波がきても、こぼれないようイメージしてみましょう



生きていればいろいろな悩み、苦しみに直面する。
苦しみから目をそらさず、生きる意味を見失わなければ、
あなたのこころを豊かに磨くチャンスという。
マイナスの生き方をプラスに反転させる仏教的発想法を、
金言としてやさしく説くエッセイ集。


頂き物の本でした。
プラスがあればマイナスがある。プラスはマイナスかもしれない。
   どちらともいえない。
辛い事も苦しいことも嫌がらず、
全部受け入れることで魂のこやしになる。
それが人生の豊かさになる。
・・・考え方ですね。
色々な方の考え方を吸収するのはいいと思います。

N・Ticon16

  

Posted by だてBLOGスタッフ at 13:24Comments(0)エッセイ

2008年05月13日

毎月新聞


毎日新聞で1998年から2002年まで連載していた佐藤雅彦さんの月1コラムをまとめた本です。1998年となると、一昔前の本かあーと侮ってしまいますが、ほのぼのとした文章のなかにいろんな発見があって、読んだあとには世の中の見え方が変わってしまうといっても大げさでないですよ。

たとえば、ゴミ袋の最後のひと袋。
最後のひと袋をビニール袋から取り出して、
ゴミ袋にそのゴミ袋が入っていたビニール袋を捨てる。

中にゴミ袋が入っているとき、そのビニール袋は確かに入れ物としての袋として機能していた。しかし、ゴミ袋が取り出され、ゴミ箱にセットされた瞬間にそのビニール袋は、入れ物としての袋から、単なるゴミになってしまう。
この奇妙な瞬間を佐藤さんは「日常のクラクラ構造」と呼ぶ。

日常に溢れているいろんなことも、つきつめて考えてみるとおもしろい!
そんな気づき満載の本。

YNカエル  
タグ :YN


Posted by だてBLOGスタッフ at 14:10Comments(0)エッセイ

2007年11月23日

フランス人の贅沢な節約生活 佐藤絵子(2000年)


そろそろ忘年会シーズンですね。しかし、毎日飲んでばかりだと、お金がなかなか貯まりませんね。飲みすぎ。
7年前の当時の節約生活ブームのなか女性誌でのコラムをまとめて出版された本書は、我慢をせずに賢く節約をうたっています。なんでもフランス人はお金がなくてもやりくり上手、頭を使ってお金使わず、心地よく生活しているんだそうです。なんでも、目標達成のために、頭を使って何が何でも成し遂げる、「システムD(デ)」というフランス特有の精神があるそうです。貯蓄のためにどうするかもおなじで、節約=貧乏性ではなく、どうしたら目標としている貯蓄できるのかを、無理なくできる考え方を教えてくれます。「節約もインテリジェンスの一部である」「物より個性」「必要なものは手作り」「こだわるところは我慢しない」など、メリハリの効いたお金の遣い方に目からうろこ、毎日飲み歩く無駄遣いの罪人には福音が盛りだくさん。
ついつい散財してしまう年末に向け読んでみてはいかが?

YNカエル  
タグ :YN


Posted by だてBLOGスタッフ at 15:03Comments(0)エッセイ

2007年11月06日

お金がなくても平気なフランス人 お金があっても不安な日本人

著 吉村 葉子



ある日電車で読もうと思い、購入した本です。
内容は、タイトルのままですが
国によって価値観だとか、時間の流れの感じ方は違うよな~
と言う感じです。
自分に少しだけ気持ちに余裕があるときに
スルスル読める(読めた!?)本です。
確かに日本人はお金を持っているのかもしれないが
そうではない人もいるわけで・・・。
日本でもいい習慣はありますし・・・。
自分のスタイルを持ちたいな。と思ったのが感想です。


  

Posted by だてBLOGスタッフ at 19:16Comments(0)エッセイ

2007年07月09日

檀流クッキング/檀 一雄



「この地上で、私は買出しほど、好きな仕事はない」
という著者が、日本国内は勿論、世界中で
作り倒し、食べ倒した92種の料理を紹介する本。

男が豪快に料理をするのって最高にかっこいい!
と、気づかされた最初の本だったと記憶します。

野菜や肉、調味料などの分量はほとんど記されていません。
お好きなだけ使ったらよろしい。というスタンス。

カレーライスは西洋式、インド式の2種プラス、チャツネの作り方。
イカのスペイン風・中華風。
具入り肉チマキ。
コハダずし。
干ダラとトウガンのあんかけ。
ビーフ・ステーキ。
キリタンポ鍋。
オニオン・スープ。
羊の肉のシャブシャブ。
ブイヤベース。
豚マメと豚キモのスペイン風料理。

ラインナップを見るだけで、その多彩なことに圧倒され、
あとからあとから、よだれが湧いて止まらない。

野外料理1として紹介されている「シュシュリークと川マスのアルミ箔包焼き」
冒頭の一節にこうあります。
 
 親しい男女、親しい友人達と、打ち連れて、海や野山に遊び、
その波打際や、湧き出す泉のほとりで、野蛮な料理を煮たり、焼いたり、
それをまた手掴みで食べたり、飲んだりすることほど、
愉快な心身の解放がまたとあるだろうか。

決して大雑把ではないのです。
スパイスやハーブの使い方に対する細やかな指南には、
豪快にして繊細、大胆でありながら優しさを併せ持つ
著者の人柄がそのまま映しだされています。

70年代、サンケイ新聞に連載されていたそうですが
その時代は、開高健や池波正太郎が、食にまつわる
えもいわれぬ随筆をものしていた頃だと納得。

文庫版の表紙が、現代風に変わっていてちょっぴり淋しい。
私が所有する本の表紙は、70年代風のかっこいい装丁です。



こんな。

澄み渡る青空のように爽快な一冊。
夏の読書にもおすすめです。  

Posted by だてBLOGスタッフ at 19:35Comments(2)エッセイ

2007年04月03日

春になったら苺を摘みに/梨木 香歩





「理解はできないが受け容れる」それが、ウェスト夫人の生き方だった。

「西の魔女が死んだ」「裏庭」でベストセラー作家となった著者が
学生時代を過ごした英国の下宿。
強靭な博愛主義に貫かれた女主人のウェスト夫人と
人柄も祖国も様々な登場人物たちの
騒動だらけの日々。

抱腹絶倒という表現は失礼かもしれないけれど、
ひとりとして「ふつう」の人はいない
異国での過去と現在が、ユーモアと
あたたかさと、時に突き放す視線をもって描かれる。

異文化の中で生きることの困難さと楽しさが、
美しい日本語を通してしみじみと伝わるエッセーだ。
梨木さんが、こんなにもタフでユーモアある人だったなんて。

歳をとって耐性がなくなったら、世捨て人になってもいい、
そのために今から人里はなれた場所にコテージでも買っておこうかしら
などと口走って、ウェスト夫人に一笑に付されたり。
爆笑したあとに、なんだか身につまされる一節もあったりして
ページを繰るのがほんとうに楽しい。

英国の騎士道精神や、けったいな風習なども紹介されており、
風景や、庭にりすが駆け込んできた瞬間の描写なども
うまい!と膝を打ちたくなる名人芸。

児童文学やファンタジーですが、小説も素晴らしいので
できればいくつかの作品を読んでから、この本を開くことを
おすすめします。

最後は読み終わるのが惜しくて惜しくて、わざとゆっくりページをめくっていました。  

Posted by だてBLOGスタッフ at 09:31Comments(3)エッセイ

2007年03月08日

涙そうそう


最近、初めて本を読んで泣きました。映画も観ていなかったせいもあると思いますが感動しました。やっぱり兄弟っていいですね。今度、DVDが発売になるみたいなので買いですね。  

Posted by だてBLOGスタッフ at 13:33Comments(0)エッセイ

2007年03月07日

鞄に本だけつめこんで  群ようこ


ぼくは本を読むのが苦手だ、でもこの本は読めた

なんでも、群さんは本が大好きなひとらしく、ちいさなころから本がすきで、小学校の図書館の本をほとんど読み倒し、床が抜けるほどの本の中で暮らしてきた、という本の人だ。

この本では群さんが読んだ中から何点かピックアップし、その本についてと自分のおもいでをリンクさせながら、24冊の本をおもしろおかしく紹介しながら、読書のたのしさを伝えてくれる。

僕がその中でも2冊目の「愛猫」がすきだ。親に黙って会社を辞めた群さんのおともはいつも愛猫のトラちゃん。そのトラちゃんを遊び道具にしながら過ごす群さんには本当に癒される。そしてトラちゃんが死期を感じ家出する場面など、のんびりしたなかにしゅんさせられたりなんだり。
そのほかにも各本にエピソードがあってほんとに本ってたのしいと感じさせられた一冊です。

本が苦手という方もよんでみてonigiri

YNカエル  
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Posted by だてBLOGスタッフ at 12:01Comments(0)エッセイ

2006年11月27日

SHIHOスタイル ハッピーでおしゃれな女性になる52の秘訣

今回は私の思い出の一冊を紹介します。



















「SHIHOスタイル ハッピーでおしゃれな女性になる52の秘訣」
著:中谷彰宏


今、各メディアで大活躍しているモデルSHIHOさんの
仕事に、プライベートに、人生において
ハッピーでおしゃれな女性になる52個の秘訣をインタビュー型式で
紐解いている本です。

なぜ思い出の一冊かというと、
ちょうど2年前、
仕事もうまくいかず落ち込んでいた日々が続き
笑うことも少なくなっていた時期がありました。

そんなある日、
会社の先輩が「これをあげるよ」と頂いた本が
これでした。

「モデル=何もしなくてもきれいでハッピーではないか!?」
と思い込んでいた私でしたが
笑顔が絶えないSHIHOさんが
こんなにも努力しているのかー!!
と目にウロコでした。

SHIHOさんが仕事で心掛けていることの一つとして

「一緒に仕事をして気持ちいい人と、また仕事をしたくなる」ということ。


当たり前のことですが、実際にやってみると一番難しいことだと思います。
その時、はっと気付かされました。

また、一番響いた言葉
「スランプは自分の引き出しがなくなることで起こる」
常に新しい情報や知識をいつも持っていなければならない!
そのための努力って、必要なんですね。

ハッピーになるには手なんて抜けない!

毎日をハッピーに過ごしたいと思ったら
自分の周りにハッピーに過ごせるように
自ら行動を起こせばいい!

そんなことを教わった本です。
きっとあなたも明日から笑顔になれるはずですよ。  

Posted by だてBLOGスタッフ at 14:43Comments(1)エッセイ

2006年10月27日

ローカル・カラー/観察記録 トルーマン・カポーティ



ノンフィクション・ノベルの傑作“冷血”の制作過程を描いて
話題の映画「カポーティ」、封切にあわせるように
いくつかの作品が刊行されている。

自身が旅をし、暮らした土地の風景や出会った人たちとの思い出を綴った
“ローカル・カラー”には、ニューヨーク、ニューオーリンズ、ブルックリン、
そしてハイチ、イスキア、タンジールといった風変わりな土地が登場する。

都市も人も、ちょっと壊れているけれど不思議に明るい印象を残すのが、
この人のどうにもあらがい難い魅力である。
まるで一緒に旅しているような気分になってしまうのだ。

文学界、映画界の超セレブたちをスケッチした“観察記録”でも、
冷徹な観察眼はたんたんと冴えわたる。

デビュー作“遠い声 遠い部屋”でアメリカ南部の濃密な空気と
迷宮世界にノックアウトされて以来のファンである。

“草の竪琴”に登場する少年の喪失感、
“ティファニーで朝食を”の映画を凌ぐ圧倒的な存在感、
短編集“夜の樹”に収められた表題作や“ミリアム”に出てくる
奇妙な人々、
“クリスマスの思い出”に代表される幸せなこども時代の回想など、
忘れた頃にとりだして読み返したくなる、
宝物のような作品群。

“永久に錨をおろした船のような”島、イスキア。
“アフリカ海岸に掛けられた白いケープのような”タンジール。
続きが読みたくなりませんか。  

Posted by だてBLOGスタッフ at 18:35Comments(2)エッセイ

2006年10月05日

UDONの国から

今回はちょっと趣向を変えて紹介します!



ローカルな本ではありますがその名も・・・「笑いの文化人講座」




この本は香川のタウン情報誌"TJ Kagawa"(月刊タウン情報かがわ)に

掲載されていた、読者による投稿ページを単行本にまとめたものです。




私の母が香川生まれで、母と伯父が読んでいたので知ったのですが


小学校の時に初めて読んで腹をかかえて笑った記憶があります^^






主要コーナーを紹介しますと・・・




冒頭の辞 ・・・替え歌など。キャッチコピーをもじる。


なんやねん ・・・身の回りの、なんでもいいからおもろいこと。


世間のハジ ・・・自分や友人の、恥ずかしいエピソード。


悲惨なやつ ・・・とにかく悲惨な話。ついてないやつについて。


ダサイやつ ・・・そのまんまです。


カンちがい ・・・「~だと思っていた」勘違い話。


テレビ・マンガにほえろ! ・・・テレビにつっこめ、マンガにつっこめ。ラ・テ欄にツッこむコーナーもあります^^




てな具合で投稿者のエピソードが描かれ、それに対し編集部の人の上手い返しが加わって最高に



面白いです^^




例を挙げると・・・・




( うちのサークルの実力者のN先輩は目が細いことを気にしているが、以前、N先輩に怒られていた

時にN先輩に  「俺の目を見ろ!」と言われて反射的に「どこにあるんですか・・・」と答えてしまい、

死を覚悟したというやつがいた。そりゃそうです )


( 前の席で寝ている○谷君が今、寝言で「ロン、平和」と言った。

夢の中でぐらい大役上がれ! )





最近元気がない方もこれで大いに笑っちゃいましょう!!








だてブログスタッフ 英国紳士(母は四国)  

Posted by だてBLOGスタッフ at 01:48Comments(3)エッセイ