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2008年12月23日

「100万回生きたねこ」

「100万回生きたねこ」

佐野 洋子
講談社 /1,470円(税込)


これはひょっとすると大人のための絵本かもしれないが、
真に大人のための絵本ならば、
子供もまた楽しむことができよう。





100万回も死んで、100万回も生きたねこがいました。
王様、船乗り、手品使い、どろぼう、おばあさん、女の子・・・
100万人の人がそのねこをかわいがり、100万人の人がそのねこが死んだときに泣きました。
あるときねこは誰のねこでもない、のらねこになりました。
自分が大好きなねこは、めすねこたちにちやほやされて有頂天になりますが、
一匹の白く美しいねこに魅せられます。
やがて子どもが生まれ、自分よりも大切な家族を持つことに。そして・・・。
100万回死んでも悲しくなかったねこは、はじめて愛することを知り、
愛する者を失って涙を流すのです。



幸せの場所。
どんな場所でも、どんな飼い主さんでも、どんな時代でも
どんなに愛されても、100万回生きても
一度も泣かなかったネコ。
でもある時、白猫と出会って
彼は変わります。
愛する心を知って初めて悲しみを知るのです。
悲しむことは辛いです。
でも悲しむことを知らなければ
愛する喜びや幸せもわからない。

AOface12

  
タグ :絵本ねこ


Posted by だてBLOGスタッフ at 22:28Comments(0)絵本・童話

2008年11月26日

「ねずみくんのチョッキ」


作: なかえ よしを
絵: 上野 紀子
ポプラ社 / 1,050円(税込)


星おはなし
お母さんの手作り、赤いチョッキを着たねずみくんは、とても誇らしげです。あまりすてきなチョッキなので、お友だちまでが「いいチョッキだね。ちょっと きせてよ」と、次々に拝借。アヒル、サル、アシカ、ライオン、ウマ、ゾウ……、みんながみんな試着して、小さなねずみくんのチョッキは、最後に……。



シンプルなくりかえしの語り口で、読み聞かせでもこどもたちに大人気の絵本です。
1974年の出版以来、読みつがれているロングセラー。
やさしさあふれるねずみくんの世界は、こどもたちから大人まで愛されています。
動物たちの個性をいかして描かれたユーモアのある展開には、ちいさくても大切なものがあるんだよとメッセージが込められています。
この本が愛読書だったこどもがお父さん、お母さんになって、今度は自分のこどもに読み聞かせている、という素敵なエピソードも数多く聞かれます。
愛されつづけるねずみくんと、おともだちになってみませんか?


AOface12  

Posted by だてBLOGスタッフ at 23:22Comments(0)絵本・童話

2008年11月07日

あんぱんまん


あんぱんまん(キンダーおはなしえほん傑作選 8)
著者/やなせ たかし
出版社/フレーベル館
価格/893円(税込)


本当の正義とはなにか

うちのちっちゃい子にアンパンマンを見せていたわけではないのに、
なぜかこどもに受けがいいキャラクター「アンパンマン」。
親しみやすくわかりやすいキャラクターデザインがいいのかなと思いましたが、
その秘密を探るべくアンパンマンについて調べていたところ、
この絵本「あんぱんまん」に出会いました。

この絵本はあんぱんまんの始めの本らしく、
もちろんですが絵のタッチも違うし自分が知っているアンパンマンとはまったく違った印象でした。

この絵本の後書きで、本当の正義とはなにかを著者のやなせ たかしさんが説いています。
あんぱんまんの顔を食べさせてあげるところはちょっと怖い感じもしますが、正直なところいい話しだなぁと感心させられました。

ここからこどもの大好きなアンパンマンが始まったのかと、大人の自分でも興味深く読むことができる絵本でした。

お子様をがいらっしゃるご両親にぜひおすすめしたい一冊です。

KKonigiri  


Posted by だてBLOGスタッフ at 17:35Comments(0)絵本・童話

2008年11月04日

ビートたけし童話集 路に落ちてた月


著者/訳者名 ビート たけし 著
出版社名 祥伝社 発行年月 2004年06月
価格 533円(+税)


「ビートたけしの小さな108の童話」

ビートたけしが、少年時代から、周りにいた、酔っ払い、頑固オヤジ、セールスマン、
ヤクザ、自称金持ち、お巡りさん、失業者、田舎の子、バスガイド、正体不明の女…
いろんな人にしゃべったり、聞いたりした話。

~1話紹介します~
「武<んの子犬」
武くんが子犬を拾ってきた。
母親に、「飼って良いか」と聞くと、「そんな汚い犬捨ててきなさい」と言われ、
武くんは、犬を捨てに行った。
しかし子犬は、武くんの家をおぼえてしまい、
何度捨てに行っても家に帰ってくる。
怒った母親は、武くんに、「犬が家を分からなくなるように、
もっと遠くに捨ててきなさい」と言った。
武くんは犬を連れて、家から何時間もかかるところまで捨てに行った。
ところが、武くんが自分の家がどっちなのか分からなくなってしまった。
すると、犬がスタスタと武くんの家のほうに歩き出した。
武くんは犬について家まで無事に帰れた。
その事を聞いた母親は、それ以来、その汚い子犬を名犬だと言って、
とても可愛がった。


1ページもない位、短くて読みやすい本です。
ちょっとした時間にパッと読めます。
童話と書いていたのでどんなメルヘンが待っているかと思いきや
昔そんなこともあったな。的なリアルな内容でした。
大人になったから理解できること、解釈の違い、
大人の世界なら当たり前のことでも子供だと違う世界。
素直な気持ちが取り戻せるかも・・・。


neko
  

Posted by だてBLOGスタッフ at 19:54Comments(0)絵本・童話

2008年02月29日

しろくまちゃんのほっとけーき/わかやま けん

しろくまちゃんのほっとけーき/わかやま けん
まだ5ヶ月のこどもに買った絵本。
自分が小さい頃にはすでにあった、とても昔から読まれている絵本。

主人公のしろくまちゃんがお母さんと一緒にホットケーキを作り、 こぐまちゃんと一緒に食べて、最後にお片付けをするというお話。
流れもとてもいいと思いますが、なによりもこのシリーズの絵本はこどものくいつきが他の絵本とは違っていて、とてもよく見ているようです。
配色とかが認識しやすいのかもしれません。

むかしから読まれ続けている理由がなんだかわかったような気がします。
おすすめです!  


Posted by だてBLOGスタッフ at 08:36Comments(0)絵本・童話

2008年01月29日

ズッコケ3人組

小学校の図書室で読んだずっこけ3人組シリーズが
なんと帰ってきました。28年ぶりというので驚きです。
そりゃあ歳をとりますよね。
はちべえ、もーちゃん、はかせの3人組ももう中年のおじさんに。
でもやっぱりおもしろいですね。
このシリーズは全部読みましたが久々に読むと新鮮です。
久々に読んでみてはいかが?

  

Posted by だてBLOGスタッフ at 19:15Comments(0)絵本・童話

2008年01月02日

ミトン—ヴィジュアルストーリーブック


 犬を飼いたくて仕方のないアーニャ。友だちエレーナの家には犬がいるので遊びに行くと、ライカ犬のララには子供が生まれていました。喜んで子犬を家に連れて帰ると、ママは反対して返してくるようにと叱りました。
 子犬を返しに行った帰り道、がっかりしたアーニャは自分の赤い手袋(ミトン)と遊びはじめました。すると、不思議なことが起こりました……。


 旧ソ連・ロシアの名作アニメーション映画『ミトン』(1967年制作)のフィルムを使った絵本です。映画は当時、その完成度の高さから絶賛を浴び、数々の国際映画賞を受賞。日本には70年代に『手袋』という邦題で紹介されました。
 絵本『ミトン』(2003年9月初版)は、旧ソ連・ロシアの人気アニメキャラクター『チェブラーシカ』の画家レオニード・シュワルツマン絵、同国屈指のアニメーション脚本家ジャンナ・ジー・ヴィッテンゾン作によるもの。映画同様、絵本もちょっぴり切なくて心温まる名作に仕上がっています。

寒い冬にぜひおすすめの心あたたまる一冊です。  

Posted by だてBLOGスタッフ at 12:54Comments(0)絵本・童話

2007年12月29日

注文の多い料理店

宮沢賢治/作




RESTAURANT
    西洋料理店
    WILDCAT HOUSE
     山猫軒

山で二人の紳士がみつけた西洋料理店『山猫軒』。「どなたもどうかお入りください」
と書かれた扉をあけると、また扉があり、そこにも文字が…。
様々な注文があり、最後に
「いろいろ注文が多くてうるさかったでしょう。お気の毒でした。
もうこれだけです。どうかからだ中に、壺の中の塩をたくさんよくもみ込んでください。」

・・・!?これって・・・

小学生のときに読み、この不思議な世界が印象的で忘れられません。
一番好きな童話です。

読む年代によって解釈の仕方も変わってくるので
時々無性に読みたくなる本です。

お正月、実家に帰ったら、昔読んでいた本を読み返してみるのもいいですね。
  

Posted by だてBLOGスタッフ at 18:25Comments(0)絵本・童話

2007年12月09日

さむがりやのサンタ



ベッドの中で熟睡するサンタのおじいさんZZZ

常夏のビーチでくつろぐ夢の途中で目覚まし時計に起こされ、
忙しい12月24日の一日が始まります。
「やれやれ、またクリスマスか!」face07

ベッドから出ると、まずはトナカイたちにご飯をあげて、
自分もベーコンと卵で朝食です。
包まれたプレゼントの山を荷車で運び出し、
さあクリスマスのお仕事に出発icon16


コミックのようなコマ割りで表現した、
サンタクロースのおじいさんの一年で一番忙しい一日の物語icon12

朝起きてから、夜ベッドに潜りこむまでの行動ぶりが楽しいイラストで描かれます。

文字は吹き出しに台詞としてほんの少し登場するのみ。

部屋の中、町の様子など、細かく描写された背景のイラストに
さまざまな発見があります。

また、おじいさんの持ち物、食べ物、口調、表情、しぐさから、
その人柄が愉快に浮かび上がり、
こんなサンタさんがいたのか……と思わず笑いがこぼれてしまうでしょうface02

目をよく凝らして、寒がりサンタの一日を味わってください。
  


Posted by だてBLOGスタッフ at 23:00Comments(0)絵本・童話

2007年08月22日

森の戦士ボノロン



セブンイレブンにて偶数月発行の絵本です。

ほのぼの、じんわりとする物語です。

詳しくは、こちらへ
「ボノロン」HP  

Posted by だてBLOGスタッフ at 15:18Comments(0)絵本・童話

2007年07月12日

東君平




東君平。名前は知らない人でも、見ているだけでホンワカした気分になれる彼の作品




この童話は毎日新聞に15年に渡って連載した「おはようどうわ」


「タヌキのてちょう」


一部ご紹介pig

山の森に、うそはっけん木という木があります。
しょうじきものがのぼって、ほそいえだにのっても、えだはおれません。
うそつきがのぼると、おれそうもないふといえだまでおれて、のぼったうそつきは、おちてしまいます。
 どうぶつたちがけんかをします。
どちらがわるいか、だれがうそをついているか、みんなはこの木でためします。
 こブタとおサルがけんかをしました。こブタのおいもを、おサルがとったということです。
「ぼくは、ぜったいとってないからね」
 おサルは、かおをまっかにしておこりました。
「きみしかとるものがいないよ」 
こブタも、ブーブーおこりました。
 そばにいたキツネがとめました。
「それじゃ、うそはっけん木にのぼってみればいいさ」
 キツネがていあんすると、
おサルも「そうだ、ぼくがおいもをとってたべたのなら、えだがおれておちるはずだからね」
 こブタとおサルとキツネは、うそはっけん木にのぼりました。
「ほら、ぼくはおちない」
「ぼくだって、おちないよ」
 こブタとおサルがこういったとき、ちゅうさいやくのはずだったキツネがドスンとおちました。


~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
なんでもない、どこにでも見られる普通の世界のすばらしさを描き続けた君平さん。
彼の創り出す小さな幸せを感じさせる童話や切り絵の世界は、つらいときに読めばきっと、
それでも明日は来るんだ、がんばろう。そんな気持ちになれるでしょう。
忘れかけた大切な心を取り戻してくれます。
  

Posted by だてBLOGスタッフ at 19:40Comments(3)絵本・童話

2007年03月29日

きょうの猫村さん



先日、とある喫茶店で、
遅ればせながら「きょうの猫村さん」の単行本に出会うことが出来ました。
うわさで気になってはいたものの、実際じっくり見たことがなく…

あらすじ…
わけあって、家政婦になることになった猫村ねこ。人間顔負けの完璧な家事!情に厚く家政婦仲間の人気者。やがて由緒ある犬神家にご奉公することになるが、家庭問題についつい首をつっこみすぎ、ある謎にまで気づいてしまう。猫村さんは家族を救うことができるのか?


わけあって家政婦…猫が…猫が…??
いったいどんなわけが??

それはそれはとてつもなくせつない「わけ」なのです。
とにかく猫村さんのやることなすことすべてが愛しくてたまりません。

なぜかエプロンの結び目はたて結び。
仕事は完璧にこなすのに、
どこか不器用なかんじのたて結びが最高です。

愛しさとせつなさとおもしろさと…
とにかくこれは見てください!
こころあたたまる最高の時を過ごすことが出来るはずです。

今更ですが、まだ見てない方!!ぜひ見てみてください!  

Posted by だてBLOGスタッフ at 22:17Comments(2)絵本・童話

2006年12月19日

美女と野獣/ローズマリー・ハリス再話

街がキラキラ輝いてなんだかロマンティックな冬の夜に、
絵本を読んでみてはいかがですか。

ある日の帰り道、三人の娘を持つ商人が、
末娘のためにバラを摘もうとある庭に忍び込む。
彼の前に庭の主である野獣が現れ豪邸で商人を歓待するが、
商人はバラに手を出したため監禁され身代わりに娘を要求される。
娘たちのもとへ帰り、その日のすべてを話す。
末娘だけが身代わりになると、野獣のもとへ。
たった1輪のバラのために獣と暮らすはめになった美しい娘。
気立ての良さと深い愛情から魔法はとかれ、獣は美しい王子に戻り、
2人は幸せに暮らす。

「美女と野獣」は有名なお話です。
その中でも、この絵本をおすすめします。
物語はもちろんですが、エロール・ル・カインの絵が
この本におけるなによりの魅力であります。
東洋と西洋の美を融合したエロール・ル・カインの描く絵は、
とても幻想的で、なんとも不思議な世界を醸し出しています。

子供の頃、あまりの繊細さにちょっと恐怖さえ感じたこの絵がとても気になり、
何度も読み返した記憶があります。
そして今になっても忘れることができない一冊となりました。  

Posted by だてBLOGスタッフ at 20:00Comments(0)絵本・童話