2008年12月23日
「100万回生きたねこ」
「100万回生きたねこ」

佐野 洋子
講談社 /1,470円(税込)
これはひょっとすると大人のための絵本かもしれないが、
真に大人のための絵本ならば、
子供もまた楽しむことができよう。
100万回も死んで、100万回も生きたねこがいました。
王様、船乗り、手品使い、どろぼう、おばあさん、女の子・・・
100万人の人がそのねこをかわいがり、100万人の人がそのねこが死んだときに泣きました。
あるときねこは誰のねこでもない、のらねこになりました。
自分が大好きなねこは、めすねこたちにちやほやされて有頂天になりますが、
一匹の白く美しいねこに魅せられます。
やがて子どもが生まれ、自分よりも大切な家族を持つことに。そして・・・。
100万回死んでも悲しくなかったねこは、はじめて愛することを知り、
愛する者を失って涙を流すのです。
幸せの場所。
どんな場所でも、どんな飼い主さんでも、どんな時代でも
どんなに愛されても、100万回生きても
一度も泣かなかったネコ。
でもある時、白猫と出会って
彼は変わります。
愛する心を知って初めて悲しみを知るのです。
悲しむことは辛いです。
でも悲しむことを知らなければ
愛する喜びや幸せもわからない。
AO

佐野 洋子
講談社 /1,470円(税込)
これはひょっとすると大人のための絵本かもしれないが、
真に大人のための絵本ならば、
子供もまた楽しむことができよう。
100万回も死んで、100万回も生きたねこがいました。
王様、船乗り、手品使い、どろぼう、おばあさん、女の子・・・
100万人の人がそのねこをかわいがり、100万人の人がそのねこが死んだときに泣きました。
あるときねこは誰のねこでもない、のらねこになりました。
自分が大好きなねこは、めすねこたちにちやほやされて有頂天になりますが、
一匹の白く美しいねこに魅せられます。
やがて子どもが生まれ、自分よりも大切な家族を持つことに。そして・・・。
100万回死んでも悲しくなかったねこは、はじめて愛することを知り、
愛する者を失って涙を流すのです。
幸せの場所。
どんな場所でも、どんな飼い主さんでも、どんな時代でも
どんなに愛されても、100万回生きても
一度も泣かなかったネコ。
でもある時、白猫と出会って
彼は変わります。
愛する心を知って初めて悲しみを知るのです。
悲しむことは辛いです。
でも悲しむことを知らなければ
愛する喜びや幸せもわからない。
AO

Posted by だてBLOGスタッフ at 22:28│Comments(0)
│絵本・童話