2010年09月23日
一号線を北上せよ
一号線を北上せよ<ヴェトナム街道編> (講談社文庫) [文庫]
沢木 耕太郎 (著)
価格: ¥ 540
誰にも「北上」したいと思う「一号線」がある。
カッサンドルのポスターを配した印象的な装丁の
「深夜特急」に、かつて心酔し
ハードカバーで繰り返し読んだものですが
著者の二十数年後、その後の深夜特急といった味わいの
今回のヴェトナム紀行も楽しく読みました。
奇跡の航空機墜落事故生還のあと、旅心と痛む背中を抱えて
キムカフェのツアーに参加し、窮屈なミニバスの旅などしている姿に
ひそかに喝采を送りたくなります。
ヴェトナム行きがはじめて、というのも驚きだけれど
ホーチミンのタンソンニュット空港から始まり
都市に自分の身体を慣らしていく過程が
気負いがなくてほほえましい。
白人観光客だらけのツアーでは、カメラマンをかってでて
たちまち人気者になったりもしています。
ホーチミンをスタートし、ニャチャン、ホイアンなどに立寄りながら
ヴェトナムの国道1号線を北上する旅。
ロバート・キャパの足跡をたどり
林芙美子や近藤紘一の著書に思いを馳せ。
素朴でまっとうな人柄がちょっとユーモラスで
となりで旅をしているような気分になります。
巻末には、こちらも旅の達人の
高峰秀子さんとの対談が収録されていて
丁々発止のやりとりを楽しむことができます。
それにしても、ヴェトナムの食堂ごはんて、
ほんとうにおいしそうである。
N.N
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