2007年09月07日

関口知宏が行くスペイン鉄道の旅/関口知宏

関口知宏が行くスペイン鉄道の旅/関口知宏

関口知宏さんが行く、バルセロナを出発し、アラゴン地方、
バスク地方、ラ・マンチャ地方、アンダルシア地方を鉄道でまわり、
スペイン最南端の駅、アルヘシラスを目指す壮大な旅の行程。

ヘミングウェイの「日はまた昇る」で有名になったパンプローナ、
欧米から巡礼者がつめかけるサンティアゴ・デ・コンポステラ、
壮麗なアランブラ宮殿など旅の見どころや、鉄道旅行の情報も満載に、
ヨーロッパとアラブとアジアが交錯するスペインの旅が
表情豊かにつづられています。

本人の手による細密画のような挿絵も多数。
フラメンコギターを買いこんで、グラナダ在住のミュージシャンと
セッションなどして現地の言語で曲もつくったりしちゃいます。
鉄道での移動中も、街を歩いていても、
彼のまわりには不思議と人々が集まってきます。

音楽と、絵と、友達をつくる才能にのびやかに恵まれた人なのです。
列車に何時間も乗って移動するのはきつい旅だと思うけれど、
なぜかのんきな旅に見せてしまうのは、関口さんの人柄、でしょうか。

旅の模様は、NHKの番組「関口知宏が行くヨーロッパ鉄道の旅」として
放送されました。
番組の中では自作の曲を披露もしています。
イノセントで、行ったことのない国の草原や谷間を吹きわたる風のように、
不思議になつかしい音楽でした。

本人画像もいっぱいで、カテゴリーではタレント本か?と
ちょっぴり気恥ずかしくなりますが、大きな書店では、ちゃんと、
鉄道に関する書物のコーナーに並んでいます。

いまごろは、同じくNHKの中国鉄道大紀行の真っ最中で、
中国を旅していらっしゃるはず。
この旅を最後に、鉄道乗り尽くし旅行は引退されるとか。

永遠の旅人、関口さん。
今度はどんな旅に出会うのかとても楽しみです。

カメラマンになって、関口さんの旅の一部始終を目撃したいと強く思う一冊です。


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