2009年06月03日

龍は眠る

龍は眠る
著者: 宮部みゆき
出版社:新潮文庫
価格:780円(定価)

「超能力」を持って生まれるのは、果して幸せなことなんだろうか?

嵐の晩のことだった。
雑誌記者の高坂昭吾は、車で東京へと向かう道すがら、自転車をパンクさせ、立ち往生していた少年を拾った。
なんとなく不思議なところがあるその少年、稲村慎司は言った。
「僕は超常能力者なんだ」――。
その言葉を証明するかのように、慎司は昭吾の過去を言い当て、さらに二人が走行中に遭遇した死亡事故の真相を語り始めた。それがすべての始まりだった……。

二人の超能力者と、彼らをとりまく人たちの苦悩を描いたミステリー。
超能力を持つがうえでの苦悩、絶対に普通の人には理解されない悩みを抱きながらも現実と戦う少年の物語です。
読んでるさなか、その少年の気持ちが伝わってきて、すごくもどかしい気持ちになるのです。
またとても優しい物語でもあると思います。


H.C


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Posted by だてBLOGスタッフ at 00:42│Comments(0)小説
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