2009年04月25日

顔のない男

顔のない男

著者:北森 鴻
出版:文春文庫
定価:1,500円

(あらすじ紹介)
多摩川沿いの公園で、全身を骨折した惨殺死体が発見された。
空木精作―彼は周辺の住民との接点も交友関係もない男だった。
原口と又吉、二人の刑事は空木の自宅で、一冊の大学ノートを発見する。
ノートを調べるうちに二人は次々に新たな事件に遭遇する。
空木とは一体何者だったのか?本格長篇ミステリー。


一人の男の死から、沢山の犯罪が見えてきて、
一話終るごとに、一つの謎が解けていく。
色々な視点で物語が進み、
最後にはキレイに纏まるのが、面白い。

心理描写が巧みで、パートナーのことを信じられずに、
苦悩したり、疑心暗鬼になるくだりは、
ついつい夢中になってしまう。

本を読んでいる間は、仕事のことも、
悩みも忘れるくらい、夢中になる一冊だ。

H・N


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Posted by だてBLOGスタッフ at 18:02│Comments(0)小説
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