おそめ〈伝説の銀座マダムの数奇にして華麗な半生〉

だてBLOGスタッフ

2009年05月25日 23:52




著者: 石井妙子
出版社: 洋泉社
価格:1,800円(定価)

伝説の銀座マダムの数奇にして華麗な半生

はんなりとして、芯の強いひとりの京女がいた。
夜の銀座をつくったおんなだった。銀座が銀座であった時代―。
伝説のバーがあった。その名は「おそめ」。
マダムは、元祇園の人気芸妓。
各界の名士―白洲次郎、小津安二郎、川端康成、川口松太郎などが
夜な夜な集い、「夜の文壇」「夜の財界」「夜の政界」ともてはやされた。
嫉妬うずまく夜の銀座で栄光を掴み、「空飛ぶマダム」とまで呼ばれたが、
やがて大きな蹉跌が……。
私生活では、仁侠映画で一世を風靡した映画プロデューサー・
俊藤浩滋をひとりのおんなとして支え続けた恋女房だった。

■本書に登場する人物-
服部良一、門田勲、大佛次郎、吉井勇、川端康成、
里美弴、川口松太郎、小津安二郎、川島雄三、
白洲正子、青山二郎、白洲次郎、俊藤浩滋、
水上勉、田辺茂一、川辺るみ子、美空ひばり、
田岡一雄、鶴田浩二、三浦義一、山段芳春ほか...


各界の名士が夜な夜な集った、銀座の伝説のバー「おそめ」。
銀座が銀座であった時代、夜の銀座をつくったひとりの京女がいた。
昭和30年代、銀座と京都2つのバーを飛行機で行き来し、別名「空飛ぶマダム」と呼ばれた女は元祇園の人気芸妓だった…。
かの有名な小説(映画化もされた)「夜の蝶」のモデルといわれる女の数奇にして華麗な人生。
一人の男に惚れて、尽して尽し抜いたかつての大和撫子の壮絶な人生!!!現在ではあり得ない…。とにかく一読あれ。

KH

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