アポロの歌/手塚治虫

だてBLOGスタッフ

2008年08月29日 01:13


「アポロの歌」手塚治虫
集英社:1000円(本体971円)

人間愛とは・・・

 1970年に「少年キング」で連載された作品。
主人公の近石昭吾は、虫でも動物でも愛し合うものを見ると、
激しく憎み、虐待してしまう残酷な性格の少年。
病院で治療を受けた昭吾は、夢の中で女神と出会い、
女神は「愛の美しさと尊さを軽蔑しているむくい」として、
愛する女性と永久にむすばれないという罰を昭吾に与えた。
昭吾が見る「夢」と「現実」の世界が交互にあらわれ、展開をはじめるのだった。


手塚治虫名作集で何気なく購入した一冊。
20年以上前に書かれたものですが今現代で考えさせられる内容です。
掛けてしまった心・・・生命と愛とは・・・。
情報:「アポロの歌」に登場する渡ひろみのキャラクターデザインは、
「ふしぎなメルモ」の主人公・メルモの原型となっているそうです。
しかも、近石昭吾がゲスト出演をしているとのこと。


NT

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